深セン最大の電子パーツとパソコン市場 その3
（04年3月17日）
深セン中心部の華強北路にある賽格広場は、一見すると立派な建物で 『高級テナントが入っているかなぁ』、なぁんて思ってしまいます。
実はここの1階から7階までだったかな、深セン最大の電子パーツとパソコン市場がございます。
さて今回は、『華強北路にある賽格広場』で買ったパソコンのお話を致しましょう。2003年1月、ですから、1年ちょっと前の事です。買ったのはデスクトップパソコン。狙っていたのは当時最もコストパフォーマンスの高かったPentiium4 2.4GのCPUを搭載したものです。そして、あれこれ調査した結果、（中国では）中堅パソコンメーカーのBlueStarというブランドのパソコンを購入したのです。
ちなみに、有名どころのLegendはそれより数段高値の花、TCLも一段高値の花、台湾製だったかな？BenQ製はかなりコストパフォーマンスが高く最後まで検討しましたが、結局は中堅メーカーのBlueStar製を購入したのです。ちなみに、直販のDELLは当時の検討では最初のスクリーニングでLegendと共に脱落しています。日本では強烈なコストイニシアチブを持ってい（るかとも思い）ますが、中国ではそれなりの値段であえて価格競争に入らないような戦略かもしれません。
さて、このパソコンにいろいろとオプションで取り付けたのね。中国ではRADEONのマルチメディアボードなんか探しても（本当に一生懸命探したのよ） 見つからなかったので、日本から取り寄せて、、、
なぁんてやっていたら、あっと言う間にパソコンがハングアップして動かなくなった。
おいおい冗談きついぜぇ。それじゃあ、もう一度初期状態に戻してと。
ところが、
れれれっ、無い、バックアップ用の（イメージ形式の）CDが無い。
れれれっ、無い、無い、バックアップ用のOSも無い。
れれれっ、無い、無い、無い、ディスプレーのドライバーすら無い。
そう言えばおかしいゾ。
だって納品状態で、Windows XP（中国語版）にてんてこもりのおまけソフト。ふむ、最新のOFFICE PROのフルセットに、その他、もろもろ。買ったときのチラシ広告には確かOSはWIN98と書いてあったはずなのに、、、OFFICEなんておまけについてこないはずなのに、、、
そして、今時WIN98とは冗談みたいな古さ、きっと、OSのライセンス料金が安いから特別プライスで提供できるんだろうと思っていたんです。
この中堅パソコンメーカー、ホームページもあるし、お客様の要求で自由自在にカスタマイズしたパソコンを提供するところ（予断ですがその選択肢の多さと言ったらDELLなんて足元にも及ばないも多様性です）、まっとうな製造メーカーと思っていたのですが、、、
、、、OSを含めてこれって全部海賊版！
（その華強北路にある賽格広場のショップに）電話でお願いだから初期状態に戻してくれと。
すると、さすが中国、すぐに引取りにかけつけて、しかも、その日のうちに直して持ってきた。
なんとディスプレーのドライバーはおいらのパソコンを勝手にインターネットに接続してダウンロードしたものだった。
『このドライバーソフトを探すのは、苦労しましたよぉ。』
くったくなく笑う販売員の笑顔にこの国の懐の深さを感じられずにはいられませんでした。