深セン最大の電子パーツとパソコン市場 その2

04年3月1日)

 

深セン中心部の華強北路にある賽格広場は、一見すると立派な建物で 『高級テナントが入っているかなぁ』、なぁんて思ってしまいます。

実はここの1階から7階までだったかな、深セン最大の電子パーツとパソコン市場がございます。

 

さて昨年の今頃は、ノートパソコン用の小型のハードディスク (2.5インチ) など非常に見つけるのに苦労致しました (私が愛用していたノートパソコンのハードディスクが壊れてしまったので、冗談抜きに本気で探し回りました、、、【 実に、(素人の私にとっては) ハードディスクの換装もチャレンジングでしたが自分でやらなきゃ、やるしかない、これが中国サバイバル生活と言うものでございました。 】ところが、一年後の今、ある、ある、どこにでも売っている、ノート用のハードディスク。と言う事は、ノートパソコンが急速に普及している。この辺りの大きな変化は銘柄選びのヒントにもなるのかな。日本の後を追って、すごい勢いでノートパソコン市場が広がっているかのようです。

 

 

話は余談になってしまいますが、そのパソコンについてお話しましょう。

私のパソコン、実はいっぱいあるんです()

 

そして忘れたいのに忘れられない一品が香港オークションで仕入れたもの、、、これ冗談抜きに笑い話。Red-dotsというオークションサイトで落札したのね。ところが売主様は、英語(話せない)、日本語はもちろん、中国語も出来ない。電話したら、広東語で

『ぐぅわ(↑音が上がる)、ちゃわ(↑音が上がる)↑、ぬぅぐぅあ(↑音が上がる)

とか言っている様ですが、何だかさっぱり分からない。 Helloは通じるので、NETNETと言って電話を切った。これ、ネットで確認と言う意味なのね。これで意思疎通出来るところがすばらしい。さて、こちらはめちゃ遅の電話回線、(相手は香港ですから高速回線でしょうか)、しかも、メルアドでの直接やりとりは(ご法度で) 出来なく、Red-dotsのサーバーを通してのやりとりです。

例: こんな感じのやり取りです。  PLACE ?@ MTR  ?A KCR  ?B OTHERS、、、 すると10分ほどして相手から番号が確認出来る。

、、、いやはや何とも。こうして、何とか、売主様とコンタクトが出来たのでございます。

 

ところがこのお話、『落ち』 があってようやく手にしたパソコンと17インチの液晶モニター。この液晶モニターが大きすぎてバッグに収まらない、、、(いやな予感がしながらも) 仕方が無いので箱のまま持って帰ったら案の定、、、捕まりました。中国入国時に関税払えって。

 

私のパスポートのビザ、中国居住用のZビザですから、『日本から持ってきました、はい、ちょっと使って持って帰ります、、、』なぁんて冗談は通用しない。新古品ですから、中古、中古と言い切ってなんとか1200RMBまでまけさせました。

さらに、ここからが交渉です。だめもと覚悟で一言、

1000RMBにまけてよ、そうしたら領収書はいらないから』と。

 

ここでうまく乗ってくれれば200RMBは戻ってくるのですが、

『だめ』

これでおしまいです。ここで引かなければいけない。ごねると大変な事になります。

 

この引き際が本当に、本当に、重要なのです。私は中国で商取引をしている仕入先様からなどから、いろいろとこの種のお話を聞く機会がございますのでこの辺りの事情は詳しい。

 

中国では、賄賂に汚職に汚染されているといっても、中には真面目に働く方もいらっしゃる。そのような方は自分自身と業務に 『高いプライド』を持っているので、絶対にごねたり、つっこんだり、するなと。真面目に仕事をしている方のゲキリンにふれたら、それこそ会社丸ごとぶっつぶされると。

 

という事で、1200RMBの関税を払って、領収書を頂いて戻ってきたのです。

えっ、これじゃあ、安くないでしょ。香港までの交通費に、膨大な売買までの労力、、、

おいらぁ、いったい、なにやってんだぁああああ、、、

 

これが最も思い出深いパソコンでございます。

さて、次は、この 『華強北路にある賽格広場』で買ったパソコンのお話を致しましょう。

 

以下、続く

 

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