長城ワインのお話
(04年2月14日)
さて、ホテル近所のスーパーでお買い物。寝付けの為のワインを。長城ワインはセブンイレブンでも売っている割りとチープなワインですが (年代により値段が異なり一番安いもので30RMB以下)、それなりに深み(というか渋みがあり)、好みにもよりますが、まぁ、飲める。ところがその長城ワインが、いろいろな種類が沢山登場しているんですよねぇここの大衆スーパー。おかしいなぁ、ちょっと前まではメジャーな一銘柄だけが、どどーんと陳列されていたはずだったのに。
このスーパーでは、アルコール関連の陳列棚に売り子のお姉さんたちが2, 3人おりましたので、
『ワインオープナーが無いのよねぇ、、、』
とひとりのお姉さんにお話しすると、こちらをおまけにどうぞ、そしてこの長城ワインを。
なぁんてやっていると、別の売り子のお姉さんが、『ちょっと、待ったぁ』 攻撃。
買い物籠に入っているワインを元の棚にそそくさと戻すと、さぁさ、こちらのワインワゴンへどうぞと勧誘。こりゃぁ、すっごい、強引さ。最初の売り子のお姉さんは諦めが早いと言うか、格段売らなくても良いのか、どうでも良いのだろうか?、もう完全に引いてしまっています。
シーンとした一瞬の静寂、その流れ上、いけいけお姉さんのワゴンの方に (状況が把握できない真っ白な頭のままで) ついていかざるを得ない。そして、またまた登場する別の長城ワインを買うことになりました。ここで、ワインオープナーはプラスティックのチープな作りから、金属製の (ソムリエが使うような) かっこいいものにバージョンアップ。
『ワインをあけた後の蓋をする栓が、、、』などとぶつぶつ言うと、(自分ところのワゴンにはないようで、よそ様の?)陳列棚にある売り物のワインのおまけを片っ端から探し回っている様子。
そして、最後に箱入り高級ワインの箱を空けて中から取り出し『はいどうぞ』 と。
こんなのありぃ、、、
でも、おまけをつけてくれたのでもう一つ(さらに)別の長城ワインを買って帰ったのでしたと、さ。
この営業力、侮れない。
このワイン、売れるかもね。
味は、、、うーーーん、それなりに、まぁ、いけるかな。なにせ、ちょいとお高い(50-60Rmbだったかな) 1998年物ですから。でもねぇ、中国人はワインをセブンアップ(ソーダー) で割ってのむパターンが多いのでそもそもワインの味なんて関係ないのかな(これが試してみるといけるんですが)。
ホテルに戻って、さぁさ、どこの長城ワインだぁ、、、などとラベルを見ると『中国糧油食品、、、』。
これって正規品じゃない、、、
と言うことは、押しの強いいけいけ姉ちゃんも、その前のそれなり営業のお姉さまもお同じ 『中国糧油』ワインの別の銘柄を、競って売っていたって言う事、、、
えっ、こんなのありぃ、、、(またもや)
すっごい、無駄、、、
さて予断でございますが、かつて、私がお土産に高級ワインをプレゼントしたことがございましたが、なんと、セブンアップで割られてしまって、『およよよよぉーーーちょ、ちょっと待って 』そんな事もありました、とさ。